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淀から江への手紙。。。

先日の 「大河ドラマ 江」 でいい場面がありました。

豊臣に嫁いだ長女 淀(宮沢りえ)から、徳川に嫁いだ三女 江(上野樹里)へ手紙を書きます。

この手紙の背景には、

豊臣勢は大阪夏の陣において敗北寸前に追い込まれ、淀は自らの手で命を絶ちます。その前に、徳川方に嫁いだ妹 江に手紙を書き始めます。

それまで 「徳川を滅ぼすまで、戦は止めん!」 と恨みを抱き、決死の覚悟で戦いに挑んできた淀の表情から、負けを覚悟し自ら命を絶つ覚悟までした淀が、江への手紙を書いている時の表情の移り変わり。

とても落ち着きが見られ優しい表情で手紙を書く、宮沢りえさんの演技が素晴らしかったです。

 

手紙の内容は、

「江。 己の思いのため、死にゆく私を許してほしい。

家康様も秀忠様もやるべき事をやったまで。

戦を引き寄せたのは、この私にほかならぬ。

私の死によって、泰平の世が来るならば、それもよいと思うておる。

いや、それをこそ今の私は願うておる。

江。 初と共に、幸せに生きてほしい。

そして、そなたに何より言いたいのは、徳川を恨むなという事じゃ。

それが私の最後の願いでもある。

江。 さらばじゃ。 息災でな」

徳川との戦で淀は命を絶ちます。江は徳川に嫁いだ身。淀は最後まで徳川を恨むのではなく、最後は徳川の江の今後の心情を気遣います。

私はとても印象に残りました。

「徳川を恨むなということじゃ。」 

このセリフは奥が深く、「この戦は自分の意地が発端。すべて私が起こした戦。その結果、自害となってしまうが、徳川を恨んではいけない。それが最後の願いです。」

淀という女性は優しくて大きいなー。天下を取った秀吉が惚れ抜いたのも頷けます。

この放送も残すところ、あと2回。最終話はどうなるんでしょうね???

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