コンパウンド。。。
今日は、みなさん今までに1度は使った事があると思われる、自動車用 「コンパウンド」 のお話です。
塗装の工程で最後の作業に、「仕上げ」 があります。
みなさんが乗っている自家用車は大半が、「メタリック色、パール色」 になると思います。
修理したパネルや新品交換したパネルは、塗装をしないといけません。
塗装と言っても幾つかの作業工程があります。
簡単に言うと、まず、「下処理作業。」 次に、「下塗り作業。」
塗料を使い、限りなく現車に似た色に近づける、「色合わせ作業。」
色合わせを済ませた塗料をパネルに吹き付ける、「上塗り作業。」
この、「上塗り作業」 の工程の中で最後にクリヤーを吹き付けます。
塗装では有機溶剤を使う為、環境の問題もあり屋外では出来ません。
ブースと呼ばれる換気装置付きの部屋の中で作業をします。
いくらブースの中をまめに清掃しても、ゴミや埃は塗ったばかりの塗膜に付着してしまいます。ペインターは、「いかにゴミや埃を付着させな様に塗装を終えるか!」 で頭を悩ませます。
しかし、ゴミや埃を付着させないように上塗り作業を終える事は、どんな立派なブースを完備している塗装工場でも私は、「不可能!」 だと思っています。
だって、上塗りをするペインターが着ている防塵服や帽子、髪の毛、作業靴からはペインターが動けば必ず埃は出ます。
そしてブース内の空気中に浮遊している埃、自然に上から下りてくる埃が静電気によって引き寄せられ、塗装膜に付着してしまいます。
「仕上げ作業」 は、付着してしまったゴミや埃を目立たない様にする作業も含まれています。
そこで武器になるのが、「コンパウンド」 です。
最近、良いコンパウンドと巡り合えたので紹介しようと思ったのですが、今日は長くなり過ぎるので、続きは明日。。。
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