カードーリー製作 孤軍奮闘の巻。。。
昨日の続きになります。。。
既製品の 『カードーリー』 は、予算オーバーなので、自社で製作する事にしました。。。
頭の中でイメージを描き、必要な材料をホームセンターに買いに行きます。。。
簡単に揃う物ばかりなので、材料収集には手こずりません。。。
長さ1メートルのアングルを3本。。。
ブラケット部分がクルクル回転するタイプのローラーと固定されているローラーを2種類。。。
補強用の鉄板を1枚。。。
以上です。。。
最初にアングルを見本の寸法通りに切断します。。。
400 x 320 のサイズに切断し、四角に熔接します。。。
ここで1度、仮合わせ。。。
フロントの片側だけジャッキアップしたタイヤの下に当てて眺めてみます。。。
すると前後の長さが短く、思った以上にタイヤが沈み込みません。。。
ウインチを使い事故車両を巻き上げた時に、何かしらの拍子にタイヤがカードーリーを乗り越えてしまう! そんな虞がありました。。。
やり直しです・・・
今度は、500 x 320 で熔接です。。。
そして再度当てて見ると・・・タイヤもある程度沈み込み、カードーリーを乗り越える心配がありません。。。作業続行です。。。
補強用の鉄板とローラーの位置決めです。。。
ローラーに、かなりの負荷が予想される為、位置決めに頭を悩ませます。。。
そして見た目も大事です。。。 『スマートに見えるが、重量にも耐えうる!!!』
まるで流行りの、『細マッチョ系!!!』 でしょうか???
ローラーの取り付け位置が決まり、補強用の鉄板とローラーをそれぞれ4個づつ、熔接していきます。。。
『亀山自動車鈑金塗装 オリジナル カードーリー』 は他の製品の台座部分が動く使用では無く、リヤ側のローラーが左右独立で自由に動きます。。。
フロント側は固定されたブラケットにしています。。。
これは積載車のラダー部分の段差を乗り上げる時、カードーリーの安定性を考えての事です。。。
フロント左右のローラーが直進方向に固定されている方が、ラダー部分の段差をスムーズに乗り越えてくれるかな?と考えました。。。
とりあえず、完成です。。。
四角の中の2本のアングルは、タイヤのサイズで使用するスペーサー代わり。。。
あとは、このカードーリーを運ぶ為の取っ手を熔接です。。。
赤い錆止めのアングルに、熔接痕、グラインダーでの削り痕・・・イケてない様に見えますが、運搬テストが無事に成功すれば塗装の工程に入り、思った以上の仕上がりに。。。
まずは、ジャッキアップしたタイヤの下にセットします。。。
運搬テストは舗装道路では無く、あえて砂利道で行いました。。。
ウインチを使って巻き上げると、スムーズに動いてくれます。。。
ここがラダーとの段差部分。。。上手く乗り越えてくれました。。。
そのまま、積載状態に。。。
この様にしてフロントサスペンションにダメージのある事故車両を、お客様の目の前でもスムーズ、かつスマートに積み込む事が出来ます。。。
同業者の方で、私と同じ様な事を考えていらっしゃる方へ。。。
お休みの日や空いた時間で製作出来る、『オリジナル カードーリー』 。。。
既製品の金額に手が出せないのなら、自社で作ってみては如何でしょうか?
材料費は、最初の写真にある物すべてで、『8000円弱』 でしたよ。。。
明日は、塗装し終わったカードーリーにオリジナリティーです。。。
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