ある損保会社と修理費用を決めるお話をしていた時の事です。。。

損保会社の事故修理担当者から電話ありました。。。

『社長、〇〇〇の見積もりと作業途中の写真が届きました。。。修理金額の事で、お時間を宜しいでしょうか？？？』

年度を跨ぐ案件なので、この案件の担当者が他の地域に移動となってしまい、違う方がこの案件を引き継ぎです。。。

移動する前、前任者と後任者の間で修理内容について打ち合わせがされていたようですが、私の提出した見積もりと金額の誤差があるようでした。。。

『社長、私もある程度、社長の見積もりに歩み寄ってみたけど、〇万円の食い違いが出ちゃいます・・・

幾らか相談に乗って貰えませんか？？？』

 

今回の案件は、比較的に大きな事故修理となりました。。。

９０万円前後の修理費用となります。。。

私は見積書を作成する際、実際に作業をしている従業員さんに幾つか質問をします。。。

損傷個所の具合、損傷の程度、修理方法や修理の難易度、作業員の修理完了までに費やした時間を考慮しながら、作成していきます。。。

通常、査定人さんは事故修理費用が３０万円を超えそうな場合、修理着工前に事故車両を見に来られます。。。

今回の事故車両は３０万円を越す事は明らかなので、修理着工前に立ち合い、作業内容の打ち合わせをしました。。。

そして、修理着工です。。。

ところが実際に手を掛け始めると、打ち合わせ以上の損傷です。。。

食い違いが出るといけないので、立ち合いに来られた担当者に連絡をし、再立ち合いのお願いをしました。。。

『本当やね。。。かなり奥まで損傷が見られますね。。。』

『早く再立ち合いに来て貰えて良かった！！！損傷具合も見て頂き、ご理解頂けた様で。。。でも、４月から移動となる様なので、後任の方に引き継ぎの時、損傷の程度を説明しといて下さいね。。。ここから先の修理は、細かく作業途中の写真を撮って送りますので。。。』

『了解しました。。。』

 

そして４月になり、この案件の担当者が変わります。。。

修理か完了し、自社での事故修理費用が確定します。。。

その見積書と作業途中の写真も添えて後任の担当者に送りました。。。

そして今回の電話です。。。

『亀山さんの見積もり、見させて頂きました。。。

〇万円の食い違いがあるけど、細かい事を言ってもいかんで、ざっと〇〇万円でお話出来んかな～？？？』

私は、この　『ひと言』　に、すんなり返事が出来ません。。。

『私が作成した見積書やで細かい事、言って貰っていいですよ。。。なんでこの金額になるのか、すべて説明させて貰いますよ。。。作成し提出した以上、説明責任があります。。。簡単に〇万円の値引きや、ざっとの値引きが出来る様な、どんぶり勘定の見積もりでは無いので。。。

どの部分から説明しましょうか？？？』

『亀山さんの見積もり内容で勉強をされている事が良く解ります。。。

なので、ここが駄目！と明らかに言える部分がありません・・・

ですが私も仕事です。。。多少の金額、相談に乗って貰えませんか？？？』

 

暫くお話合いが続きますが、お互いの着地点を見出し事故修理金額が決まりました。。。

説明責任を果たし、査定人さんに納得して頂けた事で双方、円満に協定です。。。

説明をする事で、例え千円でも利益が生まれ、そのお金で会社を運営したり、または従業員さんの給料になります。。。

一生懸命働いている従業員さんの見返りとなる為に、説明責任は大事だと改めて感じた協定でした。。。

 

亀山自動車板金塗装　修理　車検　岐阜市

 

 

この投稿は 2013/04/23 11:51 PM に 板金・塗装 カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 コメントを残すか、ご自分のサイトからトラックバックすることができます。