昨日の深夜、ＮＨＫで　『クジラ対シャチ』　という番組が放送されていました。。。

クジラは生を繋ぐ為、食料となるオキアミを求めて地球規模で移動します。。。

子供を産む時や子育て時には赤道付近の海を泳ぎ、子供の親離れが近づく頃に遠く離れた海域まで食料を求めて移動します。。。

北極、南極付近の海峡で、ある時期になるとオキアミが爆発的に大発生します。。。

番組のナレーションでは、１年分の食料をこの時に蓄えるそうです。。。

しかし、クジラにとってパラダイスとなる聖域に辿り着くまでに大きな困難が待ち受けます。。。

食料を求めて、シャチも移動して来るからです。。。

シャチの目的は、オキアミではありません。。。

パラダイスへやってくるクジラこそが彼等の獲物となります。。。

シャチは群れで泳ぎ、頭が賢くチームプレーで獲物を捕獲します。。。

 

番組内では、母親クジラと子クジラが一緒にパラダイスを目指していると、シャチの群れが現れ、標的を子クジラに絞り襲い掛かります。。。

シャチは子クジラの上に乗っかり、息継ぎが出来ないようにし窒息死させようとしますが、母親クジラが身を挺し、子クジラの下に潜り子クジラを押し上げて呼吸が出来る様に土台となります。。。

お互いが生きて行く為、必死です。。。

やがてシャチの方がスタミナ切れの様で、その場から離れて行きました。。。

この親子のクジラは、無事にパラダイスに到着です。。。

食べても食べても、食べ尽くせないほどのオキアミにご満悦です。。。

ホッ。。。とするのも束の間。。。

別の場面の紹介では、母親クジラと離れ離れになってしまった子クジラが一人でパラダイスを目指して泳いでいました。。。

このクジラは、『コククジラ』　という種類です。。。

一人で泳いでいると、現れました・・・シャチの群れです！！！

『コククジラ』　の子供は襲われてしまいますが、別の種類のクジラ、『ザトウクジラ』　の群れが全速力で現れ、尾びれで水面を激しく叩き、胸びらを大きく振り上げ、シャチの頭を目掛けて振り下ろします！！！シャチもこの攻撃を食らえば致命傷となってしまいます。。。

そしてシャチの群れは退散していきました。。。

『ザトウクジラ』　が、種類の違う　『コククジラ』　の子供を守りました。。。

マンガやドラマの様に、危機一髪の場面で正義の味方が登場した様でした。。。

弱肉強食の自然界で、リアルにこんな事があるんですね。。。

『ザトウクジラ』　は、同じくシャチに襲われていた　『アザラシ』　も救った！という場面も心に残りました。。。

『ザトウクジラ』　は、シャチからアザラシを守る為に、お腹を上にして仰向けになり胸びれの付け根の部分にアザラシを乗せて泳ぎ、シャチから守っていました。。。

このシーンの時、私は　『ジ～ン』　としてしまい涙がポロポロ・・・

そして、こう思います。。。

頭脳では生態系の頂点に立つ人間。。。

生きて行く為の知恵や器用さに優れています。。。

古くは武器を使って狩りをし、火を熾す事を覚え、言葉を話して文字も書き、コミニュケーションを取る事が出来ます。。。

困った事がある人には、その言葉や文字を使い手を差し伸べる事だって出来るはずなのに・・・

ニュース番組では１日に少なくとも１件、殺人事件の報道が流れます・・・

人が人を殺す・・・ちょっとした事が原因で殺し合う・・・

なんて愚かなんでしょうね・・・

『ザトウクジラ』　でさえ　『守る』　『助ける』　『思いやる』　『共に生きる』　という事が出来るのに。。。

亀山自動車板金塗装　修理　車検　岐阜市