昨年、『自社オリジナル　カードーリー』　を製作しました。。。

事故等で足回りに損傷がある場合、事故現場で車両を動かす事が出来ない時に活躍するツールです。。。

損傷がある部分のタイヤの下にセットし、移動させます。。。

この　『カードーリー』　を製作後、自社の積載車に上手く積む事が出来るか？テストしてみたところ、スムーズに載せる事が出来ました。。。

製作した以上、早くこの　『カードーリー』　の活躍の場が来ないか？と、思っていました。。。

そんな時に限って、なかなか出番はやって来ません。。。

 

ところが年も明けた先月末、元請け様が積載車に事故車を載せてやってきました。。。

元請け様の積載車から降ろす事は、その積載車の傾斜を利用する惰性や、従業員が押すという作業でなんとかなりましたが、問題はここから。。。

事故車を降ろした場所は会社の敷地内ですが、そのままでは邪魔になります。。。

傾斜も無くなったので、押して移動させるしか方法がありません。。。

しかし事故車の足回りはボデーに干渉している為、タイヤが回らず、おまけにハンドルも切る事が出来ない状態です。。。

そこで、『自社オリジナル　カードーリー』　の出番です！！！

『出動！カードーリー！！！』

いつも自社の積載車に常備してある　『カードーリー』　を取り外し、事故車をジャッキアップしてタイヤの下にセットします。。。

ジャッキを降ろすと・・・

このような状態になります。。。

あとは、事故車のリヤ部分にワイヤーロープを引っ掛け、工場代車で引っ張ると・・・

簡単に車両置場の理想の位置に駐車出来ました。。。

お客様が事故を起こしてしまい足回りに損傷がある為、事故現場から移動させる事が出来ず、通行の邪魔となってしまった時のお客様の心理を考えると、

『あ～・・・邪魔になっとるな・・・でも、車は動かないし・・・早く救助の車が来ないかな・・・』

と、『申し訳ない気持ちと、焦る気持ち』　が、湧いて来ると思います。。。

修理工場の積載車が到着し、事故現場から移動させてもらう事で通行の邪魔にならなくなると、『ホッ。。。』　と安心されます。。。

ですがその際、現場作業をする修理工場の作業員も、少なからずお客様と同じ心境だと思います。。。

事故車を移動させる為の現場作業で、より通行の邪魔となり各ドライバーに迷惑を掛けてしまいます。。。

『出来る事なら、早く積んで現場作業を終わらせたい！！！』　と、思うでしょう。。。

積載車のウインチを使い、強引に引きずり上げ、無理やり積み込む・・・

そうなると、『ホッ。。。』　と、されたお客様はどう思うでしょう？？？

事故車とはいえ、お客様の大切なお車です。。。

強引で雑な積み方だと、その修理工場の印象が悪く映りませんか？？？

仕事での作業内容や仕上がり具合にも、与えてしまった印象の影響は出ませんか？？？

 

お客様が心底困っている時、急いで現場に参上し、丁寧かつスムーズな現場作業。。。

そんな修理工場だとお客様はいつまでもファンでいてくれるでしょうね。。。

亀山自動車板金塗装　修理　車検　岐阜市