言葉の言い方次第で。。。
2014/01/092014年、今週の月曜日から我が社は営業が再会です。。。
お正月休み中のお墓参りでの、ご先祖様の思し召しか?数多くのお仕事を依頼されています。。。
私は修理車両が入庫直後から頭の中をフル回転させ、一番良い段取りを組み立てて行きます。。。
入庫したお車の着工前の写真を数枚撮り、損傷個所付近の部品を外しながら取り替え部品の拾い出しと、ある程度の見積もりを作って行きます。。。
保険修理の場合、大凡の見積もり金額を損保会社に伝え、修理査定人が立ち会うか?作業途中の写真を添付しての写真見積もりで済ませるのか?判断を仰がないといけません。。。
入庫の台数が溜まってしまうと、損傷の程度によっては着工する順番を前に持って行き、優先的に修理する場合があります。。。
ですが、この優先順位にも 『条件が整えばこそ!!!』 となります。。。
会社駐車場に修理依頼の車がズラ~と並んでいると、従業員さんは焦って作業をしないといけません。。。
仕事が早く回転する事は良いのですが、『焦る・・・』 という事は、失敗も多くなるというリスクに繋がります。。。
なので優先順位の条件が整い次第、損傷が比較的小さな車から着工し、早くユーザー様の所に納車させて頂きます。。。
優先順位が整う為の条件とは・・・
『取り替え部品の在庫』 と、 『損保会社の対応の早さ』 になります。。。
取り替えないといけない部品が非在庫やメーカー取り寄せの場合、配達されるまで時間が掛かり、1つの部品が届かない為に納車が遅れる・・・
こんな納車ロスをしていては時間が勿体無いので、部品発注時に確認をします。。。
取り寄せ部品は、いつ?何時に?私の会社に届くのか???
各部品商の担当者も、私の問い合わせの答えに間違いが無い様に納期を調べ、慎重に解答します。。。
私は各部品商の担当者からの解答を信じ、優先順位を決める判断材料の1つにします。。。
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そして、もう1つの損保会社の対応の早さです。。。
保険修理の場合、修理依頼の車が入庫した当日や翌日、入庫確認の電話が損保会社からあります。。。
この時、損傷個所、損傷の程度、大凡の修理金額を伝えないといけません。。。
修理費用の見積もり額が30万円を越す様な場合、我が社に修理査定人が訪れて修理する車の損傷箇所や損傷具合を確認に来ます。。。
査定人が確認に来られるような大破、中破のお車は今の時期、修理の順番は若干後回しとさせていただきます。。。
修理費用が数万円~30万円のお車は、写真見積もりとなるケースが殆どになります。。。
この場合、取り替え部品が揃う様だとすぐに着工出来るので、優先順位が早くなり、ユーザー様の所に早く納車出来、会社駐車場にも溜まらなくて、従業員さん達も然程焦る事が無いように錯覚します。。。
後に残るのは、大破が中心の修理車両となってしまいますが・・・
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そんな段取りに四苦八苦している時、修理依頼の車が入庫しました。。。
私の経験から、『25万円程度の修理金額やで写真見積もりやな!!!』 と判断し、こちらから損保会社に入庫の連絡を入れます。。。
損保会社は受付の女性が対応します。。。
『OOモータース様からの入庫やけど、事故報告は入っとる???』
『お調べ致します・・・ OOさまのお車ですね。。。事故報告は入っていますよ。。。』
『うちに入庫したで、その連絡です。。。』
『ありがとうございます。。。損傷個所と大凡の見積もり金額を教えて下さい。。。』
『リヤ部分、ほぼ全面の損傷やで約25万円前後になると思うよ。。。』
『そうですか・・・ もしかすると全損の虞がありますので1度、立ち合わせて頂いても宜しいですか???』
『そうか~・・・ 全損か~・・・ 仕方無いけど、大体の全損額って今、解る??? 30万以上あるんやったら、部品の発注だけでも掛けようと思って・・・』
『すみません・・・ 全損額は査定人が立ち合ってからじゃないと、解らないんです・・・ 走行距離や車検残を考慮しないといけないので・・・ 立ち会いに伺えるのは・・・ 明後日となりますが、宜しいでしょうか???』
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大体の損保会社の受付の方の対応は、こんな感じです。。。
私は段取りがズレてしまうので、少しイラッ!としてしまいます・・・
『30万を超すか?越さないか? そこだけでも解らんかな~・・・』
『すみません・・・』
『仕事始めで入庫の数が多くて、損傷の小さい物から捌いて行きたいけど、査定人が来るまで部品の発注も掛けれんで、納期もその分、遅れてまうで・・・』
ここで、この受付の女性は・・・
『社長さんの言われる事も充分理解出来ますが、申し訳ございません・・・ 明後日、査定人には早めに伺う様に申し伝えますので、もう少しだけ、待っとってね。。。』
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私は吃驚してしまいました。。。
最後の 『もう少しだけ、待っとってね。。。』 の女性ならではの言いまわし。。。
イラッ! としていた私の気持ちが、この女性の甘えた様な可愛らしい言い方に、ス~~~と引いて行くのを覚えました。。。
『えっ・・・ は、はい。。。解りました。。。査定人さんが来るの、待っとるね。。。』
『宜しくお願い致します。。。』
『失礼します。。。』
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『もう少しだけ、待っとってね。。。』 以降は、普通の話し方の戻った彼女でした。。。
イライラした気持ちを、瞬時に抑えさせる・・・
女性の特権を生かした上手な対応だと受話器を置きながら感じてしまう1件でした。。。
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