淀から江への手紙。。。
2011/11/15先日の 「大河ドラマ 江」 でいい場面がありました。
豊臣に嫁いだ長女 淀(宮沢りえ)から、徳川に嫁いだ三女 江(上野樹里)へ手紙を書きます。
この手紙の背景には、
豊臣勢は大阪夏の陣において敗北寸前に追い込まれ、淀は自らの手で命を絶ちます。その前に、徳川方に嫁いだ妹 江に手紙を書き始めます。
それまで 「徳川を滅ぼすまで、戦は止めん!」 と恨みを抱き、決死の覚悟で戦いに挑んできた淀の表情から、負けを覚悟し自ら命を絶つ覚悟までした淀が、江への手紙を書いている時の表情の移り変わり。
とても落ち着きが見られ優しい表情で手紙を書く、宮沢りえさんの演技が素晴らしかったです。
手紙の内容は、
「江。 己の思いのため、死にゆく私を許してほしい。
家康様も秀忠様もやるべき事をやったまで。
戦を引き寄せたのは、この私にほかならぬ。
私の死によって、泰平の世が来るならば、それもよいと思うておる。
いや、それをこそ今の私は願うておる。
江。 初と共に、幸せに生きてほしい。
そして、そなたに何より言いたいのは、徳川を恨むなという事じゃ。
それが私の最後の願いでもある。
江。 さらばじゃ。 息災でな」
徳川との戦で淀は命を絶ちます。江は徳川に嫁いだ身。淀は最後まで徳川を恨むのではなく、最後は徳川の江の今後の心情を気遣います。
私はとても印象に残りました。
「徳川を恨むなということじゃ。」
このセリフは奥が深く、「この戦は自分の意地が発端。すべて私が起こした戦。その結果、自害となってしまうが、徳川を恨んではいけない。それが最後の願いです。」
淀という女性は優しくて大きいなー。天下を取った秀吉が惚れ抜いたのも頷けます。
この放送も残すところ、あと2回。最終話はどうなるんでしょうね???
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