鈴鹿市から、メッキパンパー修理依頼(納車編)。。。
2014/12/08先日の続きとなります。。。
『1971年式 VW PORSCHE 914-6』 を所有するお客様から、メッキバンパーの修理について、お問合せメールを頂きました。。。
お客様は 『三重県鈴鹿市』 にお住まいな為、気軽に現車を見せに来る事が出来ません・・・
『修理が可能と判断されるなら、車を岐阜まで見せに行く。。。』 という内容です。。。
お客様とメールのやり取り、送信された何枚かの画像を見ながら電話でのやり取りをし、私は頭の中で損傷具合のイメージを膨らませ 『修理可能!!!』 と判断をします。。。
週末、鈴鹿市から損傷の程度を見せに、わざわざ自社までお越しになられたお客様。。。
私は初見で 『この損傷個所と程度なら、何とかなるぞ!!!』 と思います。。。
修理方法と大凡の修理費用をお伝えすると、
『このまま車を置いてくで、修理をお願いします。。。』
と、即答して頂けました。。。
ここまでは、先日のブログで紹介させて頂きました。。。
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メッキパンパーの修理は気を遣う、厄介な作業です。。。
塗装が出来ないので誤魔化しの効かない作業になります・・・
裏面の凸部分にドリーを当て、表面からハンマリングで凹んだ部分を叩き出すのですが、慎重にハンマリングをし、確実に凹んだ部分にヒットさせないといけません・・・
深いキズを入れてしまったり、叩き出し過ぎて歪ませてしまうと、取り返しの付かない事になり、お客様の大切なお車に余分なダメージを与えてしまい尚且つ、お客様の気持ちにも大きなダメージを与えてしまいます・・・
リスクの大きな作業となるのでメッキバンパーを修理してくれる工場は少なく、お客様は検索サイトでヒットした自社を頼ってくれたのかもしれません。。。
そんなお客様の気持ちを汲んで 『亀山自動車鈑金塗装』 は、手を上げ、お客様の期待と理想に近づけれる様、腕の見せ所です!!!
まずは、Rrバンパーをボディーから取り外します。。。
40年以上前のヴィンテージカーなので、取付けボルトやナットの錆付きで、折ってしまわない様に慎重にネジを回し、バンパーを取り外します。。。
バンパーの表面の凹みのある部分に余計なキズが入らない様に、ガムテープを当てます。。。
ハンマーには、マスキングテープを巻きます。。。
そして慎重にハンマリング。。。
少しずつハンマリングをし、ガムテープを剥がして出具合の確認します。。。
今回、バンパーにある凹みは3ヶ所。。。
何回も何回もガムテープを剥がしながら出具合を慣らしていき、徐々に仕上げて行きます。。。
自社での全力の作業と仕上がり具合となり、Rrバンパーをボディーに取り付けます。。。
如何でしょうか???
先日の作業着工前の写真と比較すると、凹みは無くなったと思います。。。
お客様が喜んでくれるといいな~。。。
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お客様に作業完了の連絡を入れ、翌日に 『近鉄 桑名駅』 で待ち合わせをする事に。。。
翌日・・・
『14時40分に桑名駅に到着する電車で向かいます。。。』 と言われていたので、遅刻しない様に早めに自社を出発。。。
堤防を走った事で桑名駅にかなり早く到着します。。。
少しだけ待っていた時、お客様が会釈をしながらこちらに向かって歩いて来ます。。。
『こんにちわ。。。 あれっ??? 40分の電車じゃ無かったの???』
『待っとれんかったで、1本早い電車に乗りました。。。』
そして、損傷のあったRrバンパーを見て貰います。。。
『凄いね!!!』
お客様から 『最高の評価』 を聞く事が出来、私も嬉しくなります。。。
『精一杯の仕事です。。。 宜しいでしょうか???』
仕上がり具合に納得して頂けたお客様から修理費用を頂き、お土産まで頂きました。。。
『また困った事があった時、ご連絡頂ければお手伝い出来るかもしれないので、宜しくお願い致します。。。 ありがとうございました。。。』
『ありがとうございました。。。』
ここで、お客様とお別れをしました。。。
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私もヴィンテージバイクを所有しています。。。
当時の部品が今では手に入り難くかったり、修理を引き受けてくれる所が無かったり、引き受けてくれなかったり・・・
ヴィンテージを好む気持ちは同じなので 『何とかして欲しい!!!』 という気持ちが良く判ります。。。
どんな仕事でも引き受けた以上は、お客様の期待に応えてこそ、そしてお客様から評価をして頂いてこそ、お互いが納得して修理代金を頂く事が出来ると私は思います。。。
今回の作業では、自社の腕が認められたと、帰路は鼻歌交じりの運転でした。。。
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亀山自動車板金塗装 キズ修理 へこみ修理 岐阜市
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