１２月２４、２５日にフィギュアスケートの全日本選手権が開催されました。

母親を亡くされて、まだ２週間余りの浅田真央選手の演技に日本中から注目が集まったと思います。

｢彼女は、普段通りの演技が出来るのかなー？｣　そういう視線で私は見ていました。

初日のＳＰの演技はトップの選手に僅かな差で、２位の位置に着けます。

２５日のフリーの演技で真央ちゃんはトリプルアクセルをしませんでした。

総合力で得点を稼ぐはずだったのに、後半に２回、ジャンプをミスしてしまいますが、上位の選手の演技ミスも手伝って、浅田真央選手は優勝する事が出来ました。

運も実力の内。と言いますが、やはり彼女は強かった。。。

翌日の新聞記事に、真央ちゃんのコメントが載っていました。

｢母への報告？今日も一番近くにいるような感じがしたので、何も報告しなくても分かっていると思います。｣

このコメントを読んだ時、私は胸の奥から込み上げてくる物がありました。

私は、どんな結果にせよ注目を集める真央ちゃんに試合後、インタビュアーから、｢お母さんに言いたい事はありますか？｣　という質問があると予想され、多分真央ちゃんは、｢ママ、頑張ったよ。これからも見守っていてね。｣　と、涙を流しながら答えるんじゃないかと考えていました。

真央ちゃんのコメントには、力強さが見えてきます。

悲報から試合までの短い時間に、気持ちの整理を終えてアスリートという自覚を意識したコメントのように思えました。

真央ちゃん、優勝　おめでとう！！！

また１つ大きくなった浅田真央選手のこれからの活躍を楽しみにしたいと思います。

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