持ちつ持たれつ。。。
2011/10/06例えば、皆さんが事故を起こしたとします。修理工場に車が搬入されます。
大概の方は任意保険や車両保険に加入されているので、保険を使って修理されます。
そして、修理工場と損保会社の間でお客様の車の修理金額が決まります。
これを協定といいます。
修理出来ない損傷が有る部品は交換となるのですが、交換した部品は本来ならお客様の所有物なのです。
従って納車の時に、(破れたバンパー、割れたヘットランプ、大きく変形のあるボンネット・・・)お渡しして、引き取ってもらわないといけません。お客様の物だから・・・
ですが、そんな事をしている修理工場はありません。
修理工場がその産業廃棄物を、国が認めた処理業者にお金を払って処理してもらっています。
今回の事故修理で出たお客様の産業廃棄物を、修理工場はお金を立て替えて処理業者にお支払いをしているのですから、当然損保会社に産業廃棄物処理費用を請求掛けます。
しかし損保会社はそれを認めてはくれません。
おかしいと思いませんか???
製造元である各自動車メーカーも、無償で回収してリサイクルの資源にしているメーカーは TOYOTA HONDA の2社だけです。
自動車の事故で一番多く交換される部品の1つにバンパーがあります。
先程の2社以外のメーカーの物は自社で細かく裁断し処理業者に処分していただくのですが、TOYOTA、HONNDAはお付き合いのある部品商が引き取り、メーカーに返してくれます。
1本出る度に部品商を呼んでいては可哀想なので、有る程度本数が溜まるまで自社で保管をしておきます。
自社には取引きをしている部品商が1社あり、数本溜まると連絡して引き取りに来ていただくのですが、タイミングが合わないと後日となってしまいます。
そんな時に自社とは直接の取引きが無いのですが、元請け様とお付き合いがある違う部品商を方が配達に来た時、私が 「OO君、バンパー引き上げていってくれる?」 と尋ねると、「いいですよ!!!」 と言っていただける方がいます。
その方が先日、腰を低くして 「あのー社長・・・これ、仕事で使いませんか?」 と手に持っている物を遠慮がちに差し出しました。
LEDの作業灯です。
工場には幾つか作業灯があり間に合っているのですが取りあえず、
「幾らするの?」
「電池付きで2080円です・・・」
「そっか!これって会社からノルマあるの?」
「ハイ・・・」
「OO君はいつも私がバンパーの引き上げをお願いすると、気持ち良く持って行ってくれるで、この作業灯置いていって!!!」
「ありがとうございます!!!」
OO君、こちらこそいつもありがとう!だよ。。。気持ち良く返事をしてくれるあなたに私からの感謝の気持ちです。
これからも、上手くやっていこうね。。。宜しくお願い致します。
亀山自動車板金塗装 修理 車検